月刊ユートピアの最近のブログ記事

2010年9月号「月刊ユートピア」付録「ユートピア関東」掲載
※「クリント・イーストウッドと超越瞑想 その2」と題した記事を、タイトルを変え、本文にも少し手を加えました。

前号では、米映画俳優で監督のクリント・イーストウッドが、40年の長きに渡って超越瞑想(TM)を続けていることをお話ししました。8月号のユートピア本誌には、アメリカのTM運動のマリオ・オルサッティ氏が書いたイーストウッドの記事が載っていますが、オルサッティ氏が参照した「GQマガジン」の方を読むと、更に心引かれる内容が見つかりました。

イーストウッドはGQマガジンのインタビューの中で、TMを一日二回、40年続けており、TMは自助的なものであると述べた後、次のように語っています。

「多くの人々は他の方法に意味を見出すかもしれない。路上で叫ぶとか・・・女の子を追いかけるとか(笑)。(世の中には自分を支えるためのいろいろな方法があるが、イーストウッド自身は、TMという自助的な方法を採用したということ。その結果、)私は自分がまさかこうなるとは思っていなかったが、今では一夫一婦制を充分幸福に生きている。それは良い感じだ。私は以前の自分よりも、そういう自分が好きだ。
私は、尊敬心を抱くようになった。私は長い間探し求めていた人に出会い、彼女に敬意を捧げている。それで、そういう自分が好きなのだ。 私が(本物の愛を見つけ全てが満たされた時は)65歳だった。私よりももっと早くに、多くを学ぶ人たちはたくさんいるだろうけれども」。

イーストウッドは現在、満80歳。40歳頃にTMを学び、途中の段階では、離婚やいろいろな困難もあったようです。しかし彼はTMを一日二回、40年も、ただたんたんと実習し続けました。彼は若い頃から既に世界的なスターでしたが、TMを続けつつ自分の人生を生き、今や俳優や監督としての成功だけではなく、一人の人間としての幸福を得て、世界に輝きを放っています。敬意を抱くということは、もっとも気高い心の質の一つだと思いますが、TMの実習により純粋意識が開発され蓄積したストレスが解消されて行くと、そのような気高い心の質も同時に成長して行きます。イーストウッドは、伴侶に敬意を抱いている自分を気分良く感じていると語っていますが、TMには、もっと自分を受け入れることができ、自分を愛せるようになるという効果もあります。

また、自分の生命の本質である純粋意識を開発するということは、彼が言うように、真に自助的なものです。「天は自ら助くる者を助く」と言いますが、TMの実習は、それが真の自己の無限の価値を開発するものであるがゆえに、自然(天)からの支援を最大限に引き出します。

皆様もどうぞTMを毎日大切にお続けになられ、至福の人生を楽しんでくださいますように。
(by E.K)
2010年8月号「月刊ユートピア」付録「ユートピア関東」掲載
※「クリント・イーストウッドと超越瞑想」と題した記事を、タイトルを変え、本文にも少し手を加えました。

30年以上も昔、TMの集まりで見たビデオで、米俳優のクリント・イーストウッドが超越瞑想(TM)をしていることを知りました。その後、特にイーストウッドとTMについて何かを耳にすることもなく歳月が流れ、「クリント・イーストウッドは今でもTMを続けているのだろうか・・」と時々思い出しておりました。しかし、歳を取ってもなおエネルギッシュであり、ますます純粋性と輝きに満ちていくイーストウッドを見るにつけ、また彼が監督した作品の素晴らしさを見るにつけても、「きっと彼はTMを続けているに違いない」という確信を、ひそかに抱き続けてはいたのです。

今年の5月、アメリカのTMのウェブサイトを見ていた時のことですが、「クリント・イーストウッド」という文字が目にとまりました。「クリント・イーストウッドと超越瞑想。歳とともにますます良くなる」という、その日発表されたばかりの新しい記事で、そこにはイーストウッドが40年もの間TMを実践し続けてきたことが、明確に書かれていました。

以下は、記事の中に引用された、GQマガジン編集者とイーストウッドのQ&Aです。
※GQマガジンは米国の男性誌。
GQマガジン : まだ瞑想を行っていますか?

イーストウッド : 一日二回。

GQマガジン :  瞑想にはどのような効果がありますか?

イーストウッド : すばらしい効果があります。仕事をしているとき、その効果を確信します。なんであれ、他に依存することなく、自分自身でできるものを私は信頼します。瞑想によって、自分の力で自分自身を支えることができます。ですから私は40年も瞑想を続けてきたのです。

※この記事の全文は日本語に翻訳され、日本のTMのウェブサイトや、横浜センターのブログ(http://bit.ly/aLuBs7)にも掲載されています。
クリント・イーストウッドは、1960年代には既に世界的なスターとなっていましたが、彼がTMを選び取り、40年もの長きに渡り実践し続けて来たことに、心からの賞賛と尊敬の気持ちを抱きます。TMで大切なことは、「正しいやり方で実習すること」と「続けること」ですが、毎日続けることによって効果は累積的なものとなり、長年続けることによってしか見ることのできない景色というものが、確かに存在しています。読者の皆様もぜひ長い年月に渡って規則的にTMをお続けになられ、素晴らしい人生を楽しんでくださいますように。

皆様の幸福を祈って。

( by E.K )

10.段階ごとに増す魅力

2010年7月号「月刊ユートピア」付録「ユートピア関東」掲載

昨年TM瞑想を学び、この5月に初めてTM上級コースを学んだN.Cさん(TM瞑想者・女性)の体験談をご紹介します。
 

  • TM上級テクニック、あれからたんたんと毎日行っています。眠りが深くなった気がします。その上、日中の落ち着きも増しました。
  • インドの先生方は、威厳があり、かつ温かでした。
  • わたくしは今無職なのですが、おととい東京都のビジネススクールの給付生の選考に通って、7月からIT関係の勉強に就くことができるようになりました。就業カウンセラーの話では、二、三回希望を出してもなかなか選考に通らない人もいる中で、一回で通るとは『ものすごく引きが強い』のだそうです。ありがたいことでした。これからもいい方向に進めるよう、瞑想をしっかりとやろうと思います。
  • 「超越瞑想入門」を読んでいますが、やはり上級テクニックを学んで実践するようになってからは、マハリシの言葉の理解もまるで違います。
  • 当初わたくしは半年に一回ずつくらいのペースで四回の上級コースを受けようと考えておりました。しかし、一回目のテクニックを体験し、『これはすごい気がする』という感覚が自然に湧き上がり、『また次も、早く受けたいなあ』という気持ちになってしまいました。なんとか早いペースで願いが叶うといいな、と思っております。

(N.Cさん  TM瞑想者・女性)

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TM上級コースは、マハリシ・ヴェーディック・エキスパートと呼ばれる、インド人の先生方によって指導されています。上級コースを実習すると、瞑想中のより精妙な体験が促進され、生命の無限の価値の開発がよりいっそう速まります。上の段階へと回を追うごとに、心の安らぎや安定性、活力、物事のスムーズさが増大することを感じるでしょう。自然の支援が高まり、幸運と感じる出来事が増えます。
横浜では8月末に上級コースを開催いたしますので、この機会に、どうぞお受けください。
すでに全部の段階を学び終えている方は、毎日たんたんと実習をお続けになり、生命の豊かな実りを日々お楽しみくださいますように。
皆様の幸福を祈って。 

(by E.K)

9.至福を見る

2009年7月号「月刊ユートピア」付録「ユートピア関東」掲載


6月19日(桜桃忌)、朝日新聞天声人語に、太宰治の一節が紹介されていました。

「キウリの青さから、夏が来る。五月のキウリの青みには、胸がカラッポになるような、うずくような、くすぐったいような悲しさがある」

なんという表現であることかと、この小説家の力に感じ入ると同時に、キウリの立場を思いました。
キウリは、ただ素直にそこに在るだけなのに、胸がカラッポになるような、うずくような、くすぐったいような悲しさを抱いているのは、主人公の(あるいは小説家の)心です。

「どんな環境でも、人が喜んだり惨めになったりするのは、その人の心の内側の状態によるのです。 (略) その人の心の状態に従って、環境の性質も変わります。赤いレンズの眼鏡をかけると、何でも赤く見えます。緑の眼鏡を通せば、何でも緑に見えます。個人の心の状態がどんなものでも、その心の状態に従って環境を評価してしまうのが人の常です」
マハリシの「新訳・超越瞑想入門」247ページ

超越瞑想(TM)の実践は、神経系からストレス・疲労・緊張を取り除き、意識を高めます。
それはちょうど、赤い眼鏡、緑の眼鏡を、透明な眼鏡にすることに似ています。
眼鏡が透明さを増すにつれて ---つまり、意識が高まるにつれて--- 肯定性が増大し、人や物事、対象のすべてを、より幸福な観点から見るようになります。見たものは経験そのものであり、より明るく見ることができれば、明るい経験、暗く悲しく見るのであれば、それは暗く悲しい経験です。

生命の本質は、無限で永遠で絶対である純粋意識であり、至福そのものです。
私たちがTMを始め、TM上級テクニック、TMシディ・プログラムなどの大きなプログラムを実践しながら成長していく過程では、不純な蓄積物であるストレスの解消が促進され、生命の本質である至福意識が、生き生きと息づき始めます。意識の中に至福が増大するにつれて、私たちは、環境に人生に、より多くの至福を見る(経験する)ようになります。

7月からは、引き続き高次意識の講座を、8月にはTM上級テクニックと波動健康コース、波動プログラムを開催致します。ご自身の至福の人生のために、奮ってご参加ください。
(by E.K )

※この記事は、2009年のものです。

2009年10月号「月刊ユートピア」本誌掲載

 ※この記事は2009年のものです。宝石ライトセラピーは、横浜で定期的に開催しています。

昨年、マハリシのプログラムの中に宝石によるセラピーがあると知った時には、「なんだかまた、マハリシは素晴らしい贈り物を準備しておいてくださったのだなあ」と感慨深く、日本での開催が楽しみでした。

今年の6月に、日本から2名のTM教師がオランダに渡り、国際本部にて研修を受け帰国しましたが、まず最初に、那須の本部の教師と職員、そして「ヴェーダの森那須」のレジデンスコース参加者の方々が、このセラピーの恩恵に浴しました。

7月のある日、セラピストの中田肇教師から、「横浜でやりましょう」との連絡があり、「今は忙しいから、10月になったら」と答えると、「それでは、今月の25日あたりがいいですね!」との明るい反応が...。
あまりのことに言葉もなく、あっさり折れて7月の開催を決めました。

那須の教師たちから「すごく良かった」と聞きましたが、とりあえず周りにいる会員の方々に、「私もまだ受けていないのですが、受けた人たちが良かったと言っています。マハリシのものだから、良いに決まっています」と、こんな誘い文句で声をかけました。それで受けようと思ってくれる人たちがいるのですから、ありがたいことです。

TMやシディなどの実習を続けている方々は、自らの体験を基に、自然にマハリシとマハリシが与えてくださるものに対する「信頼」を抱くようになるようです。それは盲目的な服従ではなく、マハリシの知識の恩恵を確かに得たので、様々なマハリシのプログラムが目の前に差し出された時に、確信を持って受け取るようになるのでしょう。

さて、7月下旬。私自身が初めて宝石ライトセラピーを受けたときには、本当に驚きました。それは、まったく想像のつかない体験でした。宝石の光はとても美しく、至福と調和と秩序で満たされることを感じましたが、セラピーの間、身体の中が作り変えられるような、何かとてもすごいことが内側で起こっていることを感じました。何回か受け、そのたびに異なる体験をしました。毎回、とても幸せで、とてもわくわくしました。生命のより高い価値へと、グッと押し上げられるように感じ、強力に進化を促進するものであることが分かりました。
お受けになられた皆様も、本当に喜び、満足してくださいました。体験は人によって異なりますが、めざましい、素晴らしい体験をする人たちがたくさんおられ、ほとんどの人たちが、瞑想の体験が深まったと報告してくださいました。

つくづく思うのは、「10月になってから」と言っているのに、「じゃあ7月に」と言ってくれた人のありがたさです。お陰で、7月のうちにセラピーの恩恵を得ることができ、会員の方々の輝くお顔を見ることもできました。もし今でもまだ宝石ライトセラピーがどんなものであるかを知らなかったらと思うと、「ありえない!」という気持ちがいたします。真に有益なもの、価値ある経験を遅らせないということは、とても大切なことです。

横浜では、11月末日から一週間、宝石ライトセラピーを行います。皆様の最寄のセンターでも、人数が集まれば、開催するでしょう。そしてできれば、日常から離れた「ヴェーダの森那須」のレジデンスコースで、深い瞑想を楽しみながら、宝石ライトセラピーを受けて頂きたいと思います。人生に、光が増すでしょう。
マハリシからの至高の贈り物のすべてを、喜びとともにお受け取りください。 

( by E.K)

7.進化することの価値

2010年5月号「月刊ユートピア」付録「ユートピア関東」掲載

 

人は誰もが、自分の幸福を望むだけではなく、親や子や兄弟を思い、友人を思い、皆が幸福であるようにと願う、そのような貴い質を備えています。社会全体が苦しんでいるとき、戦争や災害があったとき、世界のどこかに飢えている子供たちがいると聞くとき、何とかして救ってあげられないものかと思います。しかし、このような貴い思いがあったとしても、人が人を救ってあげられる数には、限りがあります。また一時的に手を差し伸べることはできても、その人、その民族、その国家が、真に自立できるほどにまで支援し続けるということは、できないことです。

マハリシは次のように述べておられます。
「あなた方は、自身のあらゆる想念、あらゆる言葉、あらゆる行動を通して、自分からは助けようと試みることなしに被造界全体を助ける、そのような生命の位階を獲得します。さもなければ、助けようと努めても、いったい何人の人に手を差しのべることができるでしょうか?千人、二千人、一万人、百万人?しかし、それでもすべての人ではありません。  このようなわけで、超越瞑想は、人がすべての調和の具現者となる、そのような位階に人を確立するのです。平和と調和の波動がその人から放射されます。そのような人は知らず知らずのうちに、全宇宙がその人からあらゆる助力を引き出すように、全宇宙を助けています。これは目標とするに値することです。」

TMおよびTMの上級コースの実習は、その段階を追うごとに、私たちの進化を速めます。進化するとは、自身の無限で永遠で絶対である生命の本質を、完全に表し出すということであり、それは完全に満ち足りた幸福に高まるということでもあります。マハリシの言う「すべての調和の具現者となる、そのような位階」へと私たちは進化し、存在のレベルから宇宙全体を助けることができるようになります。自分自身の進化が、身近な愛する人たちはもとより、被造界全体の幸福に自然に自動的に寄与するようになるとは、なんと価値のあることでしょうか。そのような人たちが一人でも多く増えることが、望まれています。

横浜では、5/29(土)30(日)に、TM上級コースを開催いたします。生命の高い位階へと、速い進化の道を歩むために、ぜひこの機会にTM上級コースをお受けください。
マハリシ・ヴェーダ波動プログラムと波動健康コースも同時開催いたしますので、お問い合わせください。
皆様の幸福を祈って。 

( by E.K )

6. 硫黄島からの手紙

※2007年2月号「月刊ユートピア」付録「ユートピア関東」掲載

LettersFromIowJima_01_s2.jpg 映画「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督)を見ました。日本の敗色が濃い太平洋戦争(第二次世界大戦)末期。物資もない荒涼とした硫黄島・・・。粗末な軍服を着て上官の前に直立する兵隊たちの姿が映し出されただけで、胸がつまり、涙がにじみました。兵隊として戦って死んだ幾百万の人たちが我が国にいたこと。その追い詰められた姿が、そこにありました。 戦争は、あってはならない! 戦争を、してはならない! いまさら言う話ではありませんが、この思い、この叫びが、映画を通して繰り返される胸の痛みとともに、何度も噴き出して来ました。

 今年1月、防衛庁が省に昇格し、自衛隊の海外派遣は平常任務となりました。確かに、日本を取り巻く世界の情勢を見るとき、国防に当たる部門が弱いのでは心もとないと感じるのも無理はありません。国を守るために軍備を整え、攻撃されてからでは遅いので、いざという時には攻撃もできるように憲法を変えなければならない。・・・私も、TMを知らなかったなら、もしかすると、そのように考えたのかもしれません。

「もし、暴力を認めたり好んだりする傾向が国民の集合意識の中にあればいつでも、その国の政府は暴力を肯定し、行使するでしょう。」「国家の運命はその国民の集合意識の基本単位、個人の意識に依存しています。」 ―マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー

 超越瞑想(TM)とTMシディプログラムは、内なる純粋意識を開発・活性化して、個人の意識に調和を生み出します。TMとシディの実践は、私たちの個人的な人生・生命に恩恵をもたらすだけではなく、国家や世界全体に肯定的な影響を生み出します。そのことを、私たちは何度でも繰り返し理解する必要があります。

 映画の最後に、戦後六十余年を経て、硫黄島の要塞だった場所を掘ると、届けられることなく埋められた無数の手紙が見つかるというシーンがあります。負けゆく戦いの絶望の中で、家族を気遣い、思いを伝えようとして綴られた手紙が画面いっぱいに次々と降り注がれます。それは切ないものであると同時に、その一通一通が、家族だけではなく、後の世に続く日本人みんなが幸せであるように、二度と戦争をしない平和な日本になるようにとの、愛と祈りであるような気がしました。その中には、私たちに宛てた手紙もあります。そこには、こう書かれています。 「たのむよ」。

 毎日の瞑想。シダーになること。グループ実習や無敵性コースへの参加・・・。自分自身と世界全体のために実際的な効果を生み出す手法が、今ここにあります。

 世界中の人たちの幸福を祈って。

( by E.K )

5. 私が我が運命の支配者

※2010年4月号「月刊ユートピア」付録「ユートピア関東」掲載 ... これは「続インビクタス」というタイトルで掲載した記事を、ブログ用にタイトルだけ変えました。

 前号では、映画「インビクタス/負けざる者たち」を題材にしました。監督がクリント・イーストウッドのこの映画は、アカデミー賞の主演男優賞と助演男優賞のノミネートにとどまりましたが、良い映画でした。南アフリカ共和国にて、アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃後に、初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラが、自国開催のラグビーのワールドカップにて、弱小だった自国チームを優勝にまで励まし導く、という実話です。

 この映画では、マンデラがチームの主将に、「持っている力以上のものを出させるにはどうしたらよいかを考えろ」と伝え、実際にチームは奇跡的な優勝を遂げるのですが、映画を見終わってから、持っている力以上のものを出す方法とは、この場合何だったのかと考えました。

 大統領が愛情と敬意をもって、国として全面的にチームを支援したこと...。それによって次第に自覚と誇りを持つようになり、一つになっていった選手たちの心...。そのようにして、力を発揮できたということかと思いました。

 モーガン・フリーマン演ずるマンデラの、指導者としての魅力に感動したのは言うまでもありませんが、強く心に残ったのは、「持っている力以上のものを出す」という観点と、映画に登場したヘンリーの詩「インビクタス(『征服されない』の意)」の、「 私が我が運命の支配者/我が魂の指揮官 」という言葉でした。

 生命の本質は、無限で永遠で絶対である「純粋意識」であり、TMは生命の完全な価値を開発する技術です。TMやTMの上級コースの実践を続けて行くにつれて、人は、「私」というものの本当の価値に目覚めて行きます。それはまた、「私が我が運命の支配者/我が魂の指揮官」という状態に真の意味で目覚めることでもあります。

 マハリシは、「喜びを経験しようと、悲しみや苦悩を経験しようと、それを決して環境のせいにしてはいけません。自分自身の内なる良心を見つめるべきです。それが良いものであれ、悪いものであれ、私たち自身がその環境を創りだしているのです。」とおっしゃっていますが、TMを続けて行くにつれて、自分にとってより支援的な、幸福に満ちた環境を創り出していくようになります。「私」が、我が運命の支配者なのです。

 映画はW杯優勝の歓喜で終わっており、その後の南アの状況を伝えるものではありませんが、マンデラがいかに卓越した指導者であったとしても、やはり個人の指導力だけで国を導くのは困難であったろうと思われます。国民一人一人に、自らの完全な潜在力を開発する技術を授けること。それが、統治の王道なのでありましょう。TMがもたらすものは、生命の全体的な価値です。私たちは、表面のわずかな能力で苦闘しながら生きるのではなく、生命の完全な価値をもって生きることが出来るのです。

( by E.K )

※2010年3月号「月刊ユートピア」付録「ユートピア関東」掲載

Invictus_01_s.png 映画「インビクタス/負けざる者たち」を観ました。90年代、アパルトヘイト(人種隔離政策)が撤廃されたばかりの南アフリカ共和国。自国でのラグビーのワールドカップ開催を一年後に控え、黒人初の大統領に就任したばかりのネルソン・マンデラが、弱小で国の恥と言われた自国のチームを支援していく実話を基にしています。

 マンデラは、自国チームの白人主将に、「持っている力以上のものを出させるにはどうしたら良いかを考えろ」と語りかけます。モーガン・フリーマン演ずるマンデラには静かな迫力があり、高潔さと不屈の精神、知性と愛に満ちた品格ある言葉とたたずまいが胸を打ちます。

 ヴェーダの言葉に、「あなたは見るものになります」という言葉がありますが、この映画は、尊敬できる成熟した大人の振る舞いを示して優れていると思いました。気高いものを見ることは、見る人の中に気高さを喚起するからです。

 映画は格調高く立派で、今この時期にこのような映画が公開されることで、励ましを得た人も多かったであろうと思いました。なぜなら、我が国もそうですが、どの国の人たちも、持っている力以上のものを出す必要があるからです。映画の中で、W杯競技場のトヨタの広告が目を引きましたが、最近リコール等で窮地に立つトヨタなど、これまで日本を牽引してくれていた数々の企業が、このところ元気をなくしていることを思いました。

 この映画に触発されて、たくさんの人たちが、「持っている力以上のものを出すにはどうしたらよいか」と探し求めるようになってくれたらいいと思いました。持っている力以上のもの、すなわち、完全な潜在力を開発する手法「TM」に出会ってくれたらいい。企業や役所や学校や家庭や・・・さまざまなところにTMが導入されて、皆が、無限で永遠で絶対である自身の完全な潜在力に目覚めてくれたらいい。

 たくさんの人たちがTMを実習するようになるとき、個人がどんなに幸福になるか、社会がどんなに活気に満ち創造的で調和と喜びに満ちたものになるか・・・それがどんなに楽しくて魅力的なものであるかを、皆様にも想像して頂きたいと思うのです。

 映画のタイトルであるインビクタスとは、「征服されない」という意味だそうですが、存在、純粋意識、真我・・・このような言葉で語られている私たちの生命の本質は、無限で永遠で絶対で完全に自由であり、そして無敵!です。無敵性、征服されないもの、それが、私たちの生命の本質であり、TMとそれに続く上級のコースは、私たちの完全な潜在力を開発し、生命の本当の価値である無敵性に、私たちを目覚めさせます。

 読者の皆様には、ご自身がTMと上級コースの実習をお続けくださいますとともに、周りの方々にも、完全な潜在力を開発するTMという手法があることをお伝えくださいますよう、心からお願い申し上げます。
 日本が、そして世界が、真の意味での「インビクタス/負けざる者たち」となるために。

( by E.K )

※2010年1月号「月刊ユートピア」付録「ユートピア関東」掲載 ... これは「謹賀新年」というタイトルで新年号に掲載したものを、ブログ用にタイトルだけ変えました。

 マハリシは、「新訳・超越瞑想入門」の中で、TMについてこのように語っておられます。
「個別生命の根そのものを養い、心と体と環境のあらゆるレベルにおいて健康を維持し回復する一定の方式がここにあります。私たちがこの方式を提供するのは、競争や挑戦の気持ちからではありません。それは、人類に対する愛の心からであり、また、有益と思われるあらゆる手段を尽くして苦しみを軽減しようと努力している、世界中の人々に対する純粋な善意からなのです。」

 マハリシは万人に対して、根本的なレベルからの解決策を与えてくださっていますが、ノーベル平和賞を受賞した大統領が戦争をやめることができないことや、政権担当直後からさまざまな問題に直面している我が国の総理大臣のことなどを見るとき、彼らが国民の幸福と世界の平和のために真にその役割を果たし、為政者としての最大の達成と真実の栄誉を得ることができるよう、彼らを助けることのできる方策がここにあることが、改めて強く思い起こされます。

 集合意識の観点から言えば、首脳および政府は、常に自国の集合意識と世界の集合意識の支配下にあります。国家のリーダーたちが、その職責において成功を収めるためには、個人の意識を高め、集合意識を高める方策を、第一番に採用すべきです。そうすれば、人々の意識の中の調和の度合いが高まり、それにつれて国民の生活のあらゆる様相が調和と成功に満ち、国家間や民族間の対立がなくなり、武力をもって防衛したり他国を制圧したりする必要がなくなります。リーダーたちは、「戦争は良くないけれど、平和のためには必要だ」というような苦しいことを言わずに済むようになります。

 TMとTMシディ・プログラムなどに代表されるマハリシのテクノロジーは、個人の意識を高め自然法を活性化し、自然法からの支援を生み出します。マハリシは、巨額な防衛費のわずか数パーセントで済むのだとおっしゃっていますが、土地を買い建物を建て、数千人のシダーのグループを恒久的に維持するようにすれば(日本の場合は1,200人のグループ)、集合意識は飛躍的に高まり、国家は自然法によって守られ、無敵となります。基地問題も不況もCO2 削減も...ありとあらゆる問題が、調和のうちに氷解します。

 このような状況を実現するには、やはり私たちの毎日の瞑想が基盤となります。横浜では、今月30日からTM上級テクニックと波動テクノロジー、3月には宝石ライトセラピーを開催しますが、毎日の瞑想を大切に実践するとともに、ご自分の進化をさらに促進するこのようなプログラムにも、積極的に取り組んで頂ければ幸いです。

( by E.K )